なぜ多くの人が絵を描くのを止めてしまい、しかも苦手意識まで持つのか

| コメント(1) | トラックバック(0)
はてなダイアリーで絵が描けるようにを読んで。主題とは特に関係ないところに反応してしまいますが。

「なぜ多くの人が絵を描くのを止めてしまい、しかも苦手意識まで持つのか」。おそらくそれは、目が肥え、耳が肥え、心が肥えたから。

音楽。
子供の頃の音楽は歌うのが中心です。まだ様々な種類の音楽を聴いているわけでもなく、おそらくそれほど好き嫌いもない状態ですから、歌える。そのうち、お金を払って買う音楽をたくさん聴くようになると自分との違いがどんどん分ってくるし、差がどんどん大きくなってくる。とても自分にはできないなと思い始めるわけです。耳が肥えた。

文章。
これは大人になって急に来ますね。なんといっても子供の頃は自分の文章なんて書かないから。少なくとも私はそうだった。最近はブログがあるし自分も書いているので強烈に感じる。お金を払って買う文章の代表はもちろん本。やはりプロの文章は素晴らしい。同 じひらがなカタカナ漢字を使って書かれているとはとても思えないほど差がある。心が肥えた。

絵。
日本だとお金を買って買う絵は、特に若い頃はマンガかな。驚くほど上手で(相手はプロだからこの表現自体、失礼なんだけど)、自分で描いた絵が稚拙すぎて笑ってしまうほどに思えてきます。小さい頃は自分の描く絵と周りの絵の違いに気づかないのが、音楽と同様どんどん差が広がってくる。目が肥えた。

自分の生み出す側のものが、自分の受け取る側のレベルに到達しておらず全く満足できないから、人に見せるのは恥ずかしい。恥ずかしい意識は苦手と同じなんだと思う。なのでブログを書くのは恥ずかしい行為です(笑) でも楽しい。カラオケやバンドに通じる楽しさだ。その点、絵はまだ気軽に用意された環境が少ないので特にそう感じやすいように思う。なのではてなダイアリーで絵が描けるようになった意味は大きいかも、などとまとめてみる。

余談ですが、塗りつぶしがあるといいと思うな。
(ratt777は私のはてなのIDの一つです)


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.iwazer.com/mt/mt-tb.cgi/133

コメント(1)

確かに。
小さい頃、絵画教室行ってました。
その時の絵はすさまじかったそうです。

例)桜を描きなさい。
mizuki:画用紙一面が茶色。桜の木の幹を描いていたらしい。

今考えるとそんなことしないのに、その当時は茶色い画用紙も「絵」だったんだと思います。
子供って絵を描かせると素直だわ・・・。

私は絵は自信がなくなったのですが、塗り絵をやってみようと思います。
あれはなかなか楽しい!

コメントする

このブログ記事について

このページは、iwazerが2008年2月 3日 01:23に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「メインPCをアップグレード」です。

次のブログ記事は「弱者という名の強者」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。