2003年11月03日
戦略的ERPの実践
明日から行くところの社長にとりあえず、読んでおくようにと言われて渡された本。
企業はグローバルスタンダードを目指して業務プロセスの標準化を行うためにERPシステムの導入が良いという話。
この本を読んで考えたことは、多くの日本的な商習慣を変えなければERPパッケージを適用しても意味がないのだが、それこそが非常に面倒な作業だろうということ。とは言ってもいつかは世界へ目を向けなければいけない企業であれば、どんなに困難であっても業務プロセスの標準化は避けらない。どういうふうにうまく計画、設計、実施するかが良いシステム屋としての条件だろう。
本書にはERPシステム自体の機能的な説明はまったくないので、まだ経験がない私にとって、ほとんどが想像になってしまうのだが、ERP導入か、(新規開発含め)その他のシステムを導入か、既存システムの修正か、それらの複合か、どれを提案すれば良いのかをその時々に適切に判断できるように経験を積む必要があると思った。
「株」テクノ・ファンダメンタル分析入門
11/1に買った本だけど読み始めたから逆に忘れていた。
今一番、興味のあるものなんで、すぐに読み終わった。株価の動きに注目するテクニカル分析と、企業の業績に注目するファンダメンタル分析の長所をミックスして使いましょうという話。
テクニカルかファンダメンタルか、どちらを選択したほうが良いのかは短期か長期かの違いだと思う。または投機か投資か。
いろいろ調べるとどちらも面白い。ただし、現実的にサラリーマンでありながらという制約上、短期はまず無理。戦略を相談し売買自体は専門家に任せてしまうという方法もあるらしいが、そんなに資産家なはずもない。逆に長期オンリーでは必要な資金が多すぎるし、最も重要なリソースである「時間」を使いすぎ、銘柄選択に失敗すると取り返しがつかない。(逆に時間を使ってリターンを生むという考え方かな?)
で、私が目指しているのはその中間。というか同じ立場の人はそうならざるを得ないのではないだろうか。とても納得の内容でした。この先、判断基準が、ぶれ始めたらまた読み返してみようと思う。