いやー、まいった。今年は全部で26冊しか読んでないらしい(-ω-)
しかも十二国記の再読がたくさん含まれている。
いやー、ベスト5もネタがないけど無理矢理選んじゃいます。
ベスト5
古書の来歴
数奇な運命を経て現在に残された稀覯本、サラエボハガダーを題材とした歴史ミステリー。
非常に面白かった。しかしかなり暗い内容なのでユダヤ教、イスラム教、キリスト教の関係や歴史について興味がない人にはキツいかもしれない。
解錠師
少年が主人公の小説は成長譚であるので、この小説もそうなのだけれど、マイクルの人格やスキルが成長しつつも犯罪者となっていく悲しみを感じる。アメリアとの関係が思うようにならないやるせなさも切ない。終盤に明かされる過去のトラウマも凄惨でしんどいです。 ただ、そんな話ではあるのに全体を通して明るい雰囲気が続くのはいい。
解錠のテクニックには非常に好奇心をくすぐられた。特殊技能には憧れる。練習したくなる(笑) 続きを読みたいと思わせるけど、この終わり方だと、この先マイクルが金庫破りをすることはなさそうかな。
読んだのはポケミスシリーズの新書版ですが、幾つかの海外ミステリーベストに選ばれたようで、最近は文庫版が本屋に平積みされていました。おめでとうございます。
反逆の星
ちょうど20年前に新刊で買って読んで非常に気に入った。同じ寮に住んでいた会社の先輩に激しくオススメして貸したのだけど、そのまま返ってこず、しかも書名も著者名も忘れてしまい探せずじまい...
それがひょんな事から思い出すきっかけがあり掘り起こすことができた!著者は大御所のSF作家、オースン・スコット・カードだったのですが、ずいぶん前に絶版になっている模様。残念な事です。Amazonマーケットプレイスで1円(+送料)でゲットして22年ぶりの再読!
いやぁ、大好きだったことは覚えていたのだけど内容は全く覚えていなかった。しかし記憶は間違っておらず、今読んでも激しく面白い。20年以上開けると再読でも初めて読んでいる感覚で読めるのですね(笑)
仏陀の鏡への道
相変わらず私が読む本は新刊が少なく人に勧められて古い未読が多いのですが、去年のストリート・キッズの続編を読み、今年もランクイン。
洋物のハードボイルド/ミステリーとしては珍しく舞台のほとんどが香港〜中国、清朝が倒れ共産党が台頭し、峻烈な政治に弥が上にも巻き込まれてしまった家族の話が、去年読んだ「中原の虹」から少し後の時代と思うと記憶に新しい。ニールかわいいよニール。
月の影 影の海
再読はランクインさせないポリシーだったのですが今回、出版社が新潮文庫に変わり、シリーズ新作も出るかも?マジで?という期待も含め【祝】おかえり十二国記という事で、おそらく5回目の再読ですが入れちゃおう!
しかし何度読んでも、展開を知っていても、おもしろさに変わりがない。すごすぎる小説。まだ未読の人は絶対に読んでください。
次点
次点を付けるほど読んでないのですが、昨日書いたぼくをステップアップさせてくれたプログラミング書の最後の2冊とボーンコレクターシリーズなど下記です。ていうか今年読んだほぼ全てになっちゃう(笑)
その他
ちなみに、今年わりと評判の高かった「ビブリア古書堂」シリーズも読みましたが、まぁ可もなく不可もなしと言ったところでしょうか(・ω・)
さて、ここ6年で読んだ本は純減にもほどがある有様です。(2007年の途中からなので半分くらいしかない)
2007年: 66冊 2008年: 133冊 2009年: 127冊 2010年: 64冊 2011年: 42冊 2012年: 26冊
以前はマンガも気に入った作品は入力していたのもあるのですが、おそらく小説を読むペースも1/3になってる感覚。 理由は分かってます。絶対にiPhoneのせいです(笑)