笠井潔の小説が出ていたので買った。笠井潔は私の好きな作家5人の一人です。
ちなみに、その5人とは

酒見賢一
笠井潔
京極夏彦
原尞
島田荘司

です。酒見賢一以外はどミステリ関係ですが、どうやら長編・遅筆な作家が好きみたいですね(゚∀゚)

買ったのは「魔」で久しぶりの探偵・飛鳥井シリーズです。
いわゆるハードボイルドに分類されるジャンルでしょうか。上のリストの原尞には及ばないですが、笠井潔もなかなかの雰囲気です。シリーズ前作も読んでますが、もう前過ぎてほとんど覚えていません。前作を読み返してからにしようかなと考え始めてます。

そうだ、笠井潔は矢吹駆シリーズが最も好きで、最新作も買っているのですが良く考えたら半分くらい読んだところで止まっている!
オイディプス症候群
四六判700ページ以上の超大作なので重すぎて通勤で読めない。寝る前に読んでいたのですが、菜々夏が寝室で寝るようになって、電気をつけていられなくなったためそのまま忘れていました。そっちも読まなければ。後でリビングに移動しておこう。
矢吹駆シリーズは今なら創元推理から再販になっているので「バイバイエンジェル」からぜひ読んで欲しい小説です。ただ、それと「サマーアポカリプス」、「バラの女」の初期三部作は比較的読みやすいのですが、その後の「哲学者の密室」は粘り強さが試されるかもしれませんw

ふぅ、好きな作家の話を始めると色々わき道に逸れてしまいます。本棚から飛鳥井シリーズを取り出してみると
三匹の猿」 福武書店(現ベネッセ)
」集英社
そして、今回の「魔」は文芸春秋と全て出版社が違う…シリーズで毎回変わるのは珍しい。遅筆作家ならではかもしれません。

この「魔」には巻末にうれしいことに笠井潔著作リストが載ってまして、買い損ねた作品がチェックできるという按排です。ヴァンパイア戦争などSF作品ももう一度手に入るのなら読み直してみたいなぁ、と思ってamazon.jpで検索してみたら普通に手に入るらしい。書店で見かけないから絶版かと思ってましたよ。あとこの人は評論も面白いのです。